言語聴覚士
2014年入職 Kさん
自分自身が小学生のころに「かきくけこ」が上手く話せない構音障害があり、学校の先生に薦められて有明成仁病院へリハビリに通っていました。
高校生で進路を決めるときにPTとSTで迷っていたところを知り合いの医師に相談すると、「自身がリハビリをうけた経験があって患者さんの気持ちが分かるSTは珍しい」ということを言ってもらったこともあり、自分と同じ経験をしている患者さんの力になりたい。と思うようになり、言語聴覚士を志しました。
言語聴覚士
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有明成仁病院を選んだ理由を
教えてください。 -
自分がリハビリ治療を受けていたことと、他の病院は小児は小児、成人は成人で分かれているところが多いのに対してここの病院はどちらも対応ができる点が一番大きな理由です。
学校の実習では成人に対する介入が多かったので、対成人も良いと思っていたのですが、ここなら両方見ることができるということと、自分のリハビリを担当してくれた先生もまだ勤めてたこともあり入職を決めました。
- 実際に働いてみて、良かった点や印象に残っていることはありますか?
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先輩に相談しやすい環境があり優しくもその人のためを思って声掛けをしてもらえることはとても助かりました。
私が脳性麻痺の患者さんと接していたときに、業務が忙しく仕事も覚えたてで全く余裕がなく、患者さん一人ひとりに対して深く考えられずにその場しのぎの介入になってしまっていたことがありました。
そのときに先輩から「あなたの判断一つで、患者さんが亡くなることもある」と言われたことで、ハッとさせられたことが今の自分のリハ観のベースとなっているのでとても印象に残っています。
基本的に先輩はみなさん優しく和気あいあいとしている中で、その人にとって大切で必要な言葉をかけてくれました。
患者さんにだけ向き合うだけでなくそこで働くスタッフにも向き合うということは、私自身にも大きな影響を与えた出来事でした。
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逆に大変だった点は
ありますか? -
自分が考えているリハビリが受け入れられなかったことと、子供の受け入れが難しいときは大変でした。
また、子供が泣いた時や怒ってしまったことでその日リハビリができなかった日は、それを親御さんに伝えることも大変な面だと思います。
リハビリなので難しいことをさせなきゃと思いすぎると受け入れてもらえないですし、全てを許してしまうと遊びになってしまう。そこのライン決めや目的設定が大変でした。
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仕事面における
今後の目標はありますか? -
今までは小児リハに所属して、サポート的な感じで成人介入していたのですが、今年から成人の担当がメインになりました。
成人に対する評価や対応は小児とまた違うので、コミュニケーションをとりながらやっていきたいと思います。
子供はそもそも機能習得していくのに対して、成人は持っていた機能を取り戻す。という介入となり、大きく異なる点があるので、その辺の違いなどをしっかり理解しながら対応ができるようになりたいと思っています。
- 求職者の方へ向けて
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先生方や先輩も含めてとても優しいですし、目標としたい先輩が必ず見つかると思います。
また、自分の仕事の必要性も特に感じられる職場ですのでやりがいも見つけられます。
ぜひ一度見学だけでもお越しください!
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