回復期リハビリテーション病棟
病床数40床
在宅復帰率70%以上
休日リハビリテーション提供
回復期リハビリテーション病棟基本料2、看護配置13:1
回復期リハビリテーション病棟とは
リハビリテーション専門の病棟として、多くの専門職が関わる病棟です。発症後あるいは術後数週間~数カ月が回復期といわれ、この期間に集中的訓練を行って、早期の家庭復帰、社会復帰をめざします。
日曜・祝日も含め365日、毎日リハビリを実施しています。
医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー(相談員)などが、患者さん、ご家族の思いを伺い、希望とする退院先へ繋げられるよう連携を図り退院支援を行います。
退院後も安心して過ごせるよう、患者さん、ご家族のご要望や、必要に応じて自宅訪問や、介護保険の手続き、介護用品、介護サービスのアドバイスも行っております。
退院後に自動車運転の再開を希望される方には、入院中より評価を行い、退院後に外来リハビリへ繋ぐなど自動車運転支援も行っています。
どんな人が入院できるのか
回復期リハビリテーション病棟入院対象の疾患は、以下のように定められています。
対象疾患
- 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷、義肢装着訓練
- 高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節または2肢以上の多発骨折
- 外科手術または肺炎などの治療時の安静による廃用症候群
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靱帯損傷
- 股関節又は膝関節の置換術後の状態対象疾患
※詳しくは当院の医療福祉連携室TEL:0968-78-1133(代表)にお問い合わせください。
回復期リハビリテーション病棟での1日
1日のスケジュール例です。疾患や状態により異なります。
7:00起床
必要に応じた更衣、整容ななどを行います。
8:00朝食
9:00リハビリ、入浴、検温
理学療法
起きる・立つ・歩くなど日常に必要な基本的動作の訓練を行います。患者さまの状態により屋外訓練も実施します。
入浴
週2回入浴があります。自宅の浴室に近い入浴から、座った状態での入浴、寝た状態での入浴など患者様の状態に応じた入浴方法を選択します(必要時、リハビリスタッフが入浴指導のために訓練として実施する場合もあります)。
12:00昼食
食事観察
月1回はリハビリスタッフでの食事場面での評価を行っています。
食堂、食事
生活リズムを整える目的でできる限りホールで摂取していただいています。患者さまの状態に応じた食器、自助具など環境調整を行います。
13:00リハビリ
作業療法
食事やトイレ、お風呂、更衣などの日常生活動作の練習をします。日常生活に関わる全ての活動=「作業」を通じて退院後の社会適応を目指します
14:00カンファレンス、レクレーション、リハビリ
言語聴覚療法
聴く・話す・読む・書くなどの言語機能改善を目指すリハビリを行い、スムーズに意思疎通が図れるよう援助します。
カンファレンス、レクレーション
毎日1回カンファレンスを開催し患者さまのよりよりケア提供のため多職種で話合います。1日を通してリハビリ以外での余暇時間を活用しレクレーション活動を行っています。
15:00医師の回診
各主治医による定期的な回診を行っています。
16:00カンファレンス
月1回医師を含めたカンファレンスを行っています。必要に応じてご家族の参加もいただいています。
18:00夕食
21:00消灯
夜間の排泄など患者さまの状態に応じた24時間体制でのケアを提供しています。
二次性骨折予防継続管理料
骨折による日常生活動作の低下は、今後の療養生活や在宅生活を送るうえでの大きな問題となります。当院では急性期での骨折手術を受けられた患者さまで、継続管理が必要となる対象方へ継続した治療が受けられるよう医療提供を行っています。
その他、骨折の状況に応じて骨粗しょう症の治療を積極的に実施し、必要な方は当院の整形外来で継続した治療が受けられるよう調整いたします。
外来との連携
退院後に当院の外来をはじめて受診された際には、退院後の初回面談として病棟スタッフが会いにいきます。
退院後のご様子や生活でのお困りごとなどを伺い、今後の病棟での退院支援の質向上へ繋げていきます。
必要に応じ外来へ情報提供を行い継続した看護が提供できるよう働きかけを行っています。